星の綺麗な夜
はじめに
Good evening.
志田でございます
SHKに法律があることを
志田は先日知りました
そもそも
ハロウィン法がなくとも
勝手にハロウィンするポテンシャルがある
国民性だと志田は認識していたのだが
なぜ王は法律を制定してまで
ハロウィンをやるのか
否! もっとはっきり言ってやろう!
《around》の法整備はしなくて良いのか と
致し方なかったとはいえ 聞くところによると
周年行事の延長が年単位に及んだと、、、、
前代未聞である
ましてや王の特殊かつ大規模な時空の改竄を
《around》などという 魔法の言葉ひとつで
容認していたらしいではないか
そんなことが罷り通っていたのだ
そんな国で
「1ヶ月ずれてハロウィンをするためだけに
なぜ法律が必要だったのか」
「《around》で済まされなかった理由」
そこが問題なのである
ハロウィン法によって
王は民に「今日はハロウィンだ」という
ポジティブマインドを強制し
その日をハロウィンにできる と明文化された
それすなわち
合法ハロウィン と 違法ハロウィン がある
ということである
つまり
王ではない志田のハロウィンが
法に抵触する由々しき事態
たった1ヶ月のハロウィン改竄罪を
《around》を容認するこの国の司法に
志田は裁かれるかもしれない
そんなことあって良いのか
ハロウィンに浮かれている場合ではない
王の「深く考えなくて良い」という条文を
鵜呑みにしてはならない
思考を止めるな
我々のよく知る目下の隣国のように
先例に従うことが
この国でも想定されているのであれば
その解釈が社会正義に合致しているのか
特定の事案における法律の解釈が
他の事案にどう影響するのかを
我々は常に問い続けなければならない!
Revoの《around》が合法だというのなら
志田ハロだって合法だろう!
なんのために
今まで罷り通っていたものに
法律を制定し
「合法である」と明文化されたのだ!
この国の
大いなる陰謀が此処にはあるのだ
《around》の法整備は
しなくて良いのか、、、ではない!!
《around》がこの国の司法の抜け穴である!!!
志田のハロウィンが合法で無くてもいい
脱法でいい
志田だって「年中ハロウィンがしたい」という
同じ社会正義を掲げているのだ
志田は
今ハロウィンするしかないのだ
やむを得えん《around》案件なのだ!
唯、それだけなのだ
後生だ、Revo、、、、、
司法取引、、、、
もとい《trick or treat》をしないか
以降、この記事において
貴方の特殊な時間感覚
及びその奇跡的な御滑舌について
言及しないと約束しよう
悪い話ではないだろう
だから勝手にハロウィンさせてくれ
そうして
志田のハロウィンと
Revoの合法ハロウィンとの間で
ウィン-ウィンの関係を築こうではないか
というよくわからない
ポジティブマインドで法を掻い潜り
罪なきあなたに
ポジティブマインドを迫る
これは一般人による脱法ハロウィン
《around》ハロウィン である
今夜はハロウィンですね

ハロウィンの夜では無くて
ハロウィンと夜、、、、、
絵本のような雰囲気
かわいい
子どもたちとかぼちゃのお化け
かわ、、、、
待て

イヴェールくんと言い
メルさんと言い
なぜみんな具合が悪いんだ
どいつもこいつも
日光が足りていない、、、、
いや、日焼け止めを
塗りすぎたのかもしれない、、、、
特にこの御仁
完全に目がイッてしまっている
のに前髪だけはブリーチしている
毛先の遊ばせ方、、、、
恐るべき顔色
お洒落すぎる前髪
グロッキーなパリピ
星の綺麗な夜
イントロ
The people
who forwarded in the dark.
The solitary man was looking at them.
He sang the love song,
or only sounded the lung song.
Oh! And the wind buried it so in vain.
不規則な足音
トンネルのような反響
迫ってくるというか
意識が浮上したようなナレーション
ストリングス、、、、確かに夜だけど
なんでしょう
上り詰めていく旋律とかは
危機感ある、、、、
何かが背後から付いてくるような
お!言ってはいけない例のあの方のお声
足音というか雑踏とともに
英語でも韻を踏んで、、、、、洒落てる
英語の意味はわからんが
きっと洒落ているぞ
love song から
高音のストリングスと鉄琴とハープと
急に些か輝かしすぎる星空が広がる
愛しい人よ
《愛しい人よ》... もう一度...
君に会いたいと願う...
この想いは... 《赦されざる罪悪》なのか...
あの行列に着いて往けば... 辿り着ける... だろうか...
、、、もう死相が見えるな
夜空には愛しい人が居て
行列の雑踏が通り過ぎていく音だったんだ
志田は安直なので行列とか行進とか
四拍子にしたくなるのだが
お兄さんが踏むのは三拍子、、、、
1-2-3のワンに重みがあって
なんだろうな
一歩ずつ前に進んでいるけど
その重い足取りが見える
着いていけるのかしら
たどりとぅける
、、、タドリトゥケル
危ない、、、
志田は国家権力と司法取引をしたのだ
軽率なことはできないが
彼の奇跡の御滑ゼ、、、は
trick or treat 、、、、
まごうことなき《trick》
なんでしょう、、、、
濁点の亜種かもしれないが
印象としては、、、やさぐれている
ラリルライレ、、、、
この間奏!
ドラムと伴奏以外はほとんどの楽器が
メロディーをユニゾンするこの感じ
まさにケルト音楽感、、、、、
でこの盛り上がりと共に幕が開くみたいに
何かちょっと 劇場っぽい
というか 見せ物っぽいな
石工
石工の爺が吹き込まれた ← 農夫に成りゃ飯に困らないと
とち狂って... 海渡って... 鍬を持ったとさ...
石工???????
同じ三拍子系だけど
さっきまでのワンツースリーじゃなくて
ワンツスリーー のリズムに変わっている
これも後ろの音に軽さがあって
この間奏の太鼓の廻る気持ちよさよ
ジャガイモ
微笑んでくれたのは不幸ばかり
必死に育てたジャガ芋は腐り
真っ黒なドロドロの毒に変わり
【爺の孫にあたる男】は寄辺なく天を仰いだ……
土を耕しているときは
低音のストリングス?管楽器系?が
ゆったり歌っているんだけれども
微笑んでくれた不幸あたりからは
高音のストリングスに切り替わって
土と向き合ってた男が天を仰ぐ、、、
その日の夜空も綺麗そうだな
ジャガイモだ
聴きました?
ジャガイモですよ!!!奥さん!!!!
伝説のジャガイモですよ!!
怪文書が明らかになっていく、、、、、、、
え????????
いつ投げてくれるのそのジャガイモ!!
投げて、、
このポテトポテトしている
駆け回るパーカッション系の何か
太鼓みたいなやつが気持ち良い
博打
OK! イチかバチか 命を賭けた博打だ
アフリカ?南国?みたいな
ヒゲダンスみたいな
低音とパーカッションのリズムに
細い糸のようなストリングス
突然
曲調が変わって楽しいな
ボックスステップを踏んじゃう
《希望》
《希望》を抱いたまま『第二の囚人』となる...
五人いりゃその中で一人は...
高熱に浮かされたままで《幻想》を見る...
ストリングスは悲壮的だけれど
なんでこんな愉快で踊りたくなるような
リズムなんだろう
幻想見ているのかな
ジャガイモ緊急事態も乗り越えて
その五分の一からも生き抜いて
お兄さんは海を渡ってやってきたんだな
このお兄さん、、、、死なないかもしれん
Revoの支配下であるまじき生命力だ
《明白なる天命》
《明白なる天命》
まさに「パンのあるところに祖国あり」
押し寄せた 移民の群れは 新天地に 夢を賭けた
そして「神が与え給うた運命」と
《辺境》を 馬と銃で 西方へと追いやった……
お!また曲調が変わった
本のページが捲られるSEが
ちゃんと入っている
ロックと金管、、、、これは戦の予感
左側が西なんだな
辺境を追いやる、、、、、、
見晴らしの良い丘
《見晴らしの良い丘》では 猛る《竜騎兵》
鍬を捨てた手で 《小銃》を取った
1846ナレーションの裏の
戦の前のアイドリングみたいな部分
Märchenの黒き女将の宿の
農民戦争の前もそうだし
ブレイブリーデフォルトの戦闘曲の幾つかも
何か戦いが始まる前に
睨み合うような 細かい旋律の繰り返しと
それに続くキメのような部分があるのが
志田は好きだ
なんだろう
わかりやすく言えば
マリオカートのスタート音なんだけれども
3....2....1.....GO を音楽にしたみたいな
旋律が挟まるから
こちらの「始まるッ、、、」という期待値が
爆上がりするし
火蓋が切られる瞬間 開戦の瞬間が必ずある
志田が知る限り
Revoさんは争いを途中から描いたところを
見たことがない
めぐりつづける のメロディも
manifest destinyに持っていくまでの
盛り上がりも志田は好き
歌詞はもう意味がわからない
でも思ったより
戦ってる最中はロックじゃなくて金管とか
エレキより
エレキじゃないギターの爪弾きの方が耳に残る
間奏で漸く
エレキギターが前面に出てきて
掛け合いになると 戦いも佳境になる
というか遂に
何年の何の出来事か まで言ってくれるんだな
幻想、、、、?
こんなに教えていただいて
え?
いいんですか、、、、先生、、、、
何でそんなに優しいんですか
今日がハロウィンだからですか
後で殴られたり、、、しますか
あっっっっっつ
そんな間にお兄さんが撃たれたではないかッ!
どうしてくれる
やっぱり死ぬんだこのお兄さん、、、、、
Jesus、、、、
洞穴
洞穴 → 掘っても →
掘っても → 掘っても → キリがないっ!
川の水
おおおおおおおおおおおおおおおええええええ?
馬の嗎のようなフィドル
軽快なバンジョー的なやつと
速弾きのギター
突然のブルーグラス音楽だと?!
アパラチアの風が吹くぜ
顔色の悪いお兄さんの
パリピ前髪の部分が騒いでるんだな これは
なっ、、、、え?!?!
掘っても掘っても?!?!?!?!
イドは唄う?!??!?
全員集合?!?!?!?
行ってみよう?!??
ヒゲダンスは幻聴じゃないじゃないか!
キェッッッッッェェェェェェェェ
Revo、、、やば
ヤバーーーーーーイ!
ばーーーい!
れぼやばーーーーい!
ハッピイイイイイイイイイイイハロウィン!!!!!
何ともまあ
愉快だ!
そしてなんだ
この超高速H難度の譜割りを
完璧にこなしているではないか
一体1小節に何文字言っているんだ
こんな奥義があったとは、、、、trickだ
タドリトゥケルと
本当に同じ遺伝子の塩基配列なのか
めちゃくちゃに《trick》が良いではないか
驚異的な舌の回転数
後方伸身二回宙返り三回捻り
司法取引などしたから
素直に崇め奉ることにも弊害が及んでいる
素直にす、、、すごい
凄すぎるぞ この御仁
ゴールドラッシュの威力
もう他のことはどうだって良くなる
当時の人たちも愉快で仕方なかったんでしょうか
志田は歴弱なのでゴールドラッシュの
言葉しか知らないのだが
水の音、、、ということは砂金? なのかな?
こう、、、イヴェールくんみたいに
鉱山でピッケル使って掘る感じじゃないのか
これはまた志田のお勉強が捗ってしまう
弱い者
弱い者集まれば より弱い者を叩く
何処まで『第三の深意に従っても』
差別はある
人は誰もが弱く 臆病だから瞳を閉じる
『第九の現実』など 見たくはない
流れ弾に当たり 膝を砕かれ
まともな職にも就けず
【退役した男】は流浪の酒浸り……
揺蕩うようなストリングスとピツィカート
そして寝息のような木管
夜だな
いや夜、、、というか
淀み たどり着いた先 みたいな感じ
何だろうこの喧騒は
そしてこのお声、、、、嘆いている
なんかちょっと可哀想なまである悲壮感
でも生きていた
お兄さん生きていたんだな!!!!!
素晴らしい生命力
黒雲と遠雷のSE
物が散乱した机に
酒瓶が乱暴に叩きつけられるような
彼が机に伏せるような 意識を失うような音に続く
ヴァイオリンのソロは
手を伸ばすような悲痛さもありながら
夢の中に逃げ込むよう
でもそれに続くピアノの調べは 優しくて
彼を咎めたりはしないし
寧ろ彼の手を引くかのようで
ストリングスの響きと合わさって
窓から差し込む光のように
眠る彼の肩にブランケットを掛けるのが
なんとも言えない 志田好き
彼の転機を彷彿とさせる一息のドラム
そしてナレーションの裏のここの間奏が
マンドリンのトレモロみたいな
細かいリズムで 響きがない
めっちゃキラキラしている
志田が思うに恐らく星なんだけれど
蛍のようでも 焔のようでもない
雪のようでもないし 水面のようでもない
Revo音楽の十八番 チンダル現象でもない
割れた硝子の破片 みたいな光
自ら発光していない 温もりもあまりない
無機質で キラキラ チラチラ しているから
星じゃないのかもしれない
なんだろう、、、、よくわからないけど
これは本当に星の綺麗な夜なのかな
いつ死んだっていい
いつ死んだっていい...
そう思って生きてきた...
【流浪の男】にもひとつ...
気掛かりがあった...
それは《故郷》に残してきた... 可愛い妹...
なけなしの《賃金》で... 仕送りは続けた――
そんな【妹思いな男】にもやがて...
恋人が出来た...
月の様に微笑む...
気立ての良い《女性》
リズムが歩き始めた
おい、、、、そんなこと思ってたのかよ
なんか、、、声優しいな
めっちゃ丸くなっているではないか
妹さんに仕送りを?!?!
お膝痛いのに?!
このお兄さん、、、、そんな一面が
お兄さん、、、、、、お兄さんだったのね
そしてディアナさん登場
なんか、、、マジで死んでほしくない
あと2分だ いける! 行けるぞ!
生き残れ お兄さん
良い報告
ある日「良い《報告》があるわ♪」と...
お腹に手を当てて...
月を経た祝福... 唇を重ねた――
あら!
あらあらあらあらあらあらあら
これはめでたい
刺された
されど『第六の女神』は彼を...
見逃しはしない...
月のない夜に... 『第四の仮面のように』
刺された――
なんか木管が忍び寄ってるんだよ
ハッ
イヤッ
見逃してくれ
嫌、、、、、、嫌だ
やめろ
やめてくれ、、、、、
今際
今はまだ死にたくない... 本気でそう思った...
ツキのない《博打人生》...
勝負はこれからだと言うのに...
今際... 立ち去った影は...
破落戸の《野心家》...
ツキ合いたい女... ハメる為の手筈――
いつ死んだって良いって思ってた人が
今はまだ死にたくないと
本気でそう思ったと、、、、なんてことだ
目をつけていただってぇ?!?
情状酌量の余地なしだお前は
野心家 許すまじ
あ、、、、あああああああああ
また星屑が キラキラしてきた
だってお兄さんは
ジャガイモが不作でも
棺桶船でも
戦争で流れ弾に当たっても
職なしで酒浸りになっても
この博打人生を生き残ってきたじゃないか
なんで今なんだ
こんなのあんまりじゃないか
おいRevo なんてことしてくれたんだ
馬鈴薯で殴らないでくれ
万聖節の前夜
こんな悲惨な夜なのに...星はとても綺麗で...
遠くで無邪気な笑い声...
嗚呼... 今日は《万聖節の前夜》――
あああああああああ
星は、、、とても綺麗なの、、、、か
月がないからか、、、
こんな、、、
死にそうなお声も出せるのか彼の御仁は
す、、、、すげぇ
そんな場合ではない
遠くでちびっ子たちの行進が聞こえる
これで冒頭に戻るのか
この行進についていけば
ディアナさんに会える、、、、かもしれない
遠い昔のこと
これが名も無き《死にゆく男》の...
知られざる『第五の物語』...
シェイマスだか... ウィリアムだか...
もう...遠い昔のことさ...
な、、、なんでこんなにケロッとしておるのだ
舞台に伏していた男が
ムクムクっと起き上がってくるんだろうな
「これが」で纏められるような
人生ではなかっただろう
死にゆく、、、、、のか
シェイマスかウィリアムか、、
海を渡った時に お名前を変えたのでしょうか
でも
ディアナさんのお名前は忘れていないのに
ご自身のお名前ははっきりとしないのが
この男、、、
志田の好きな
ステップを踏むようなウォーキングベースに
金管の額縁に入れられた
シアタージャズのような旋律
人生なんてロクなもんじゃねぇ……
祈りを幾度なく捧げてきたけれど 結局...
『第十の意志』は黙したまま...
何となく幸せな『第一の追憶』もあったけれど
結局... 人生なんてロクなもんじゃねぇ……
《聖書》よりも
《実利ある日々の糧》を選んだ男でも
神様に何度も祈っていたのか、、、
思っていたより信心深いのか
藁にも縋るような なのか
そして最後の最後に
またアイルランドに帰って来るという
万聖節の前夜だからか、、、、
Revo、、、、、、貴方って人は
星の綺麗な夜
志田はいつも通り
SHの経験値も無ければ
教養も無いので
他の地平線では、、、、も
アイルランド移民の歴史が、、、も
何も言えないが
とても面白かった
ルクセンダルク紀行のように
次々と変わる曲調は
メドレーに見えて そうでもなく
彼の人生のハイライトを
細切れに見せられているわけでもない
飢饉か 迫害か 争い故か
一つところにとどまれずに
流浪し
歴史の渦に呑まれながら
流され曲調がガラッと変わるほど
翻弄され 染められ
ついでに前髪もおしゃれに染められ
それでも生き抜き
悲しい最期を迎えた
幸か不幸か
彼の人生そのものが
詰まっているようであった
音楽は
シアターミュージックのような雰囲気が
常にあって
思い浮かぶのが情景だけじゃ無くて
最初のラリルライレで幕が開くだろう とか
酒浸りで彼一人に
スポットライトが落とされるだろうみたいな
「見せ方」まで感じられて
どこかの小劇場で
戯曲を見せられているようだった
まさにシアタージャズの旋律だったり
「これが名もなき、、、」と
語り手が人物に そして語り手に戻ってくる構図は
ノートルダムの鐘にもみられるような
まさに舞台的な演出で
舞台で演ることを前提に
音楽が作られている、、、、のかもしれないし
彼の人生を上演したいのかもしれない
気になるのは
ゴールドラッシュに彼は乗れたのか
米墨戦争で恐らく怪我をした彼が
あんなに滑ゼ、、、、《trick》が良いのも
ボックスステップを踏めるのも驚愕なのだが
かといって
彼が参加せず
その恩恵を受けていないとしたら
あのテンションで
他人の浮かれ具合を語るこの男は
一体何なんだという、、、、、、
ゴールドラッシュは
彼の人生の一部なのか
単なるアメリカの歴史に過ぎないのか
前髪お兄さんと松葉杖お兄さん
一体どっちがこの歌を歌っているのか
星屑の音
そんな
顔面グロッキー前髪パリピお兄さん
もとい
シェイマスかウィリアムさん
なるほど、、、、と
運がついていない というのが 月がない新月だと
そしてそれを 「星の綺麗な夜」 とするところに
なッッRevo、、、、
なんて美しくて鋭利な日本語なんだ
と感嘆の声を上げるその前に
これは本当に 星の綺麗な夜 なのでしょうか
というのも
あくまで根拠なき志田のガバ感性的に
夜空を描写しているRevo音楽の中で
随一のキラキラさ である事は間違いないが
音的にキラキラ煌めいて光ってはいるものの
それが音楽的に「星」ではない気がするのだ
特段キラキラしていない
この狭い鳥籠の中で
ストリングスの森から木漏れて
ピアノの星が見えるように
星屑の革紐の瞼の裏に見る星空や
Thema of LHの音楽家が降りてきそうな
なんでもないベランダの夜空のほうが
志田にとっては
よっぽど 星の綺麗な夜 なのである
物語を知っているから
というのではなく
音楽的に何故そう思ったかというと
志田が今でき得る言い訳としては
今まで拝聴してきたRevo音楽の
「星空のエッセンス」と味が違うからである
まず、「星空」と聞いて
あなた様はどんな音 あるいは楽器を
思い浮かべるだろうか
志田的に
まずは夜の闇を用意したいので
地上から見る星なら
空間はストリングスのような
揺蕩う響きのある音を
宇宙の中にいるのなら
シンセサイザーの
和音構成が移り変わっていくような
ロングトーンで無重力感を出してもいいし
コーラスの響き も素敵だし
もっと壮大に 金管を鳴らしても良い
夜を用意できたら
次は星のキラキラを散りばめたいので
金属弦だったり 金属そのものだったり
弦楽器でも ピツィカートのような弾き方
ピアノでも最高音に近いところみたいな
硬質な高音を見繕いたい
例えば鉄琴やハープのグリッサンド
トイピアノやウィンドチャイム
どうでしょうか
あなた様が見上げている星空と
志田の見上げている星空が
違ったとしても
寂しさは同じ色をしているでしょうか、、、、
というように
様々な楽器の組み合わせで
旋律の重なりで
音の響きで
星空を描写する術は星の数ほどあれど
空間×光 みたいな 響き×硬質な高音 の
「星空のエッセンス」が
宇宙は無音であるのに
我々の遺伝子のどこかにある、、、
のではないかと
そしてRevoさんが描く星空も
今まで拝聴した限りは似た色をしていた 気がする
それに対してこの曲は
ギターの弦を
わざと強く張ったような音が
ハープの聴こえないような上の倍音が
響きのない「ピン」や「キャリキャリ」した音が
よく出てくる
志田はまだこのタイプの星空を
グラサンから覗いたことがない
例えば前半に
ギターなのかハープなのかわからないが
ズンチャチャのチャッチャの部分が
どんどん上り詰めていく
鼓室がない楽器なのか
唯単にそういう奏法なのか
これらの音に響きがないのが
これも志田的に、、、の話で根拠も何もないが
何万光年先の光 ではなくて
もっと近い手元の事象を想わせる
それが
音楽の盛り上がりと共に
特に響もなく裏に夜の用意がないのに
一瞬ではなくて鳴り始めたら
しきりに鳴り鳴るのが
「星屑」という単語の
思い浮かべるような美しきロマンティックさ
ではなくて
星屑の《屑》の部分を強く想わせる
硝子瓶の破片を
真っ暗な天井に貼り付けたような夜
だけれども
その極限まで短い張り詰めた弦を掻き鳴らす
響きのない掠れたキャリキャリ音が
キラキラしているんだけれど
その楽器の一番響かせる音ではない
得意ではない音で
「もう出ねぇぜ」を超えていこうとする
無理に、、、というか
抵抗感があるこの音がどうしても気になった
キャリキャリしている部分は
何度もあるのだが
左からはキャリキャリした
硝子の星屑
右からは鉄琴の調べの星屑
二つの星屑が交差する
冒頭の「love song~」あたりや
酒浸りの男が
意識を失ったあとの間奏
彼がまぶたの裏に見る星屑は
羨望のようでこの曲で最もキラキラしているし
彼が恋しい人と過ごしたであろう部分は
キャリキャリしていない
そして
「まだ死にたくない」で再び
キャリキャリし始める
幾度も訪れる死の際に
「いつ死んだっていい」と
思っていたこの男が
心のどこかでは最初から
もしくは 本能的に
「まだ生きたい」と生の淵に
爪を立てるような足掻きを見た
それがどうにも美しく
彼が彼の人生を
《屑》だと思っていようとも
彼らしい
星の綺麗な夜 だった
ここまで読んでくださったあなたに
Happy Halloween☆
次回
「朝までハロウィン」
ハロウィンは続く、、、、、、