死と嘆きと風の都
イントロ
蕾が綻んで、開いていくよう
高音→低音のストリングスは
複雑で深いワインレッドをしている
七拍子(多分)
狭く入り組んだ夜の裏路地を進むような
不規則な右左折のようであり
本来は偶数の拍子を打つ歩みが
長いスカートのなかに隠されていてるけれど
目に見えているのはスカートの揺れだけ
香油の香りだとか
纏ったベールだとかを残して
曲がり角に消えてしまうような余韻のある
リズムでもある
女蛮族のような腕力はないけれど
あらぁ、MIKIお姉さんなのか
揺れるピアスに鮮やかな爪紅
その細い人差し指で私の顎を掬う
私のことを「坊や」とか言って呼ぶんだ、、、、
この冷ややかさが
にじみ出る知性が
こちらを燃えさせる魔性がある
冷たいけれど面倒見が良い
おい、待てカフェオレ??!?!?
嘘だろ、、、、、、
なんてことだ、、、、、こんなとこで会うとは
思ってなかったぜ、、、
ちょっと頭を抱えさせてくれ
カフェオレの君?!
こんな歌い方ができるのか??!?!?
なんて恐ろしいお姉さんなんだ
何と言うか、、、、愛嬌だ
愛嬌を武器にしているタイプのお姉さんだ
愛嬌はあるけどそっけない
低音のウッドベースは決して焦らず急かさず
夜はとっぷりと更けていく
時折聞こえるアコギは情熱に燃えた火の粉が
闇に消えていくように熱く儚く
アコーディオンはお伽話のように戯けて見せて
気味よく挟まるパーカッションは
少し大胆に心地よい
ゆっくりとした動きに色気は宿る
音楽理論的にはきっと関係ないけれど
なんとなく
ジプシージャズのような雰囲気がある
流浪し、移動して暮らす人々が
ピアノやドラムではなく
ギターやアコーディオンと旅を共にするように
民族的な響きもありつつ、手によく馴染む
もともと悲しき
このちょっと「悲thき」に聞こえるくらいの
母音の抜き方、子音の響きが綺麗すぎる
ここでストリングスの切実が美しく歌い始める
身分は奴隷でも
美しいものを美しいと思う一人の女性として
悲しみに濡れているからこその美しさを持っていて、矜持もある
真の美しさはここにありけりと
スッと背筋の通ったメロディだな
花開き風薫る春を鬻ぐ
ヘタイrrrrrrラ
カフェオレの君が低音なのがいいなぁ
"馬鹿"にしないで
「幸せにしてあげるよ」なんて口説いて取った手を払われるような
釣れない女、、いや何というか
お姉さんが見せる夢を
夢だと気づいていない私に対する
「お冗談でしょう」という冷笑というか
呆れというか、、、
でも、決して頬をはたいたりしないから
馬鹿なのは私でした
だからどうか、もう一度だけ会いたいです
って感じ
MIKIさんは絶妙なニュアンスを
音に乗せるのがとてつもなく上手い
なんてところに、ミーシャさんを、、、、
許されないね
都到着
バンッと 冥府の玄関口のテーマだ
一段ずつ階段を下され
気づけば扉の前に立たされている
でも意外とロックで忙しない
?!ミーシャさん?!?!?!
浮ついたエレキの音にベールがかかる
遠くに喧騒のSE
水面に揺れる朦朧とした意識
え?!?!
鞭の音に目が覚める
クソッと吐き捨てる
ミーシャさんじゃない
エレフさんも同じ都にいるのか?!
死ぬまで、城壁を作りつづけるんだ
なるほど、エレフさんは
城壁建設をさせられていたわけか
許されないね
石を運ぶもの
待って、双子でそれぞれ
三声ずつに分かれているのか?
壁石を運ぶもの↑ 乾いた音に打たれ↓
この上がって下がるを繰り返す2節の間に
「しかし」と逆接が見えてくる
メロディの作り方がいい
足枷のような動かない低音とドラム
叫びのようなエレキが繰り返される
狂気の韻だな
グラサンはさぞかし楽しかっただろうな
愛と慈しみだけに
低音と高音に後から中音が加わるのが良いな
起伏のないメロディは変わらない現状の中
沸々と湧き上がってくるのがわかる
なるほど
「いっそ死んだら楽だ」なんて思っていたから
ぼぅっとしていた目が覚めてしまって
「クソッ」と悪態をついたのか
そうして「死ぬまでこの城壁を作り上げるんだ」に繋がるのか
そんな負け犬のように
満月に吠える、、、、?
音楽は特段吠えていない
抽象的な混声コーラスは神託、、、?
はぁぁぁぁぁぁぁ
Revoの六声の遣い方!!!!!!
スーパー変態神官タイム
ッキモ
どこも良くねぇよ
詩的にキモい
Revo、、、?
貴方は本当に何をさせているの?
Jimangさんなら
何させてもいいんじゃあないんだよ
忍び寄るコーラス
後ろでボソボソ何かを
冥王様が仰っているけど
全く何言ってるかわからない
冥王様、どう言う気持ちで見てるのこれを
チェロのメロディを空に
ピツィカートの星が瞬く夜の旋律だ
でも満月ではない、、、気がする
人は誰もが
壁石を運ぶもの↑ 乾いた音に打たれ↓とは違って
上に向かう性質があって
リズムと旋律に足枷はなくまさに奔っている
今度はミーシャさんチームの三声だ
汚らわしき舌先が
エネルギーを放つMIKIさんだ
Revo、本当にこれは何
え?!刺した
エレフ、あんたやるじゃないか
再会できてよかったねぇ
繋いだ手と手が
走ってる、ここは六声になってる
ぁぁぁぁぁぁぁ、よかったねぇ君たち
ずっと一緒にいてくれ
オリオンさんが放った真髄から
雷鳴がするではないか、、、、君は眷属なのか
再び強くなる
ひぐらしのようなストリングスのトレモロだけで
「解決しない音」ってわかる
「神は見ている」と言う感じ
雷雲が立ち
張った帆に風を受けて帆柱が軋む
誰かが海に落ちる水音、そして雷鳴
え?
神域を侵すというのは
エレフさんが神官を刺したこと?
それとも神官が聖域で
好き勝手していること?

