緋色の風車~Moulin Rouge〜

はじめに

これはRomanのあの曲なのか?!
どうなのか?!

という期待を胸に再生ボタンを一押し

回る回る緋色の風車

まず聴こえてくるのは
軽い風切り音に続く
熟れ過ぎた果実が潰れるような音

刃に付いた血が振り払われ地べたに落ちる
血振りの音 

男の腕が落ちて血痕が広がる
そこからゆっくり逆再生する

ルージュを引いた唇が紡ぐ艶のある歌声
淡く煌めく夢心地のオルゴールは
その音と血液をポロポロと溢しながら
断たれる瞬間までゆっくりと時を巻き戻す

その裏で行進するドラムのリズムは
秒針が一つひとつ刻まれてみたいだ
この行為が
決して取り返しのつかないものであることを
この夢の中に警告している

オルゴールに音に乗せて
切り落とされた腕が刃を握ったまま
くるくると廻る様は
まさに緋色の風車のようである

0:28

ついにその時、振り上げられた剣

バイオリンの旋律は
落とされた腕から
噴き出し、飛沫が花開き、散って
最後には力無く垂れるみたいに
勢いに盛衰がある

あるいは
風を切り分けるような力強い音色は
振り翳されて
カランカランと地べたに虚しく回転する剣のよう

馬の雑踏と嘶き


疾走するベース
シンバルの雨の中を駆ける
ドラムの馬の足音は疾走感がある

でも、馬の足音は走っていない

急いだリズムと反して
バイオリンと歌声は
踏み荒らされた泥の中で
高らかに立ち上がる

再び嘶く馬


それまで徹底して情景を映していた音楽に
チェンバロ的な音色が加わる
人形を操るピアノ線のようで
何かの人為を感じさせる

台本のト書きをわざわざ読み上げるみたいに
賢者の語り口をより一層、胡散臭くする

盾がカァン 剣がシャキン 



ベースがどんどん低くなっていくところに
この鋭い一声が黒雲を穿つのいいな

賢者の語りを受けて
運命に翻弄される立場に嘆く少年が
女神の掌で女神と目が合う瞬間

何が起こったのか


惑うようなベース、断片的なギター
ひたすら警鐘を鳴らすシンバルは
動けないでいる少年たちの硬直を思わせる

何が襲ったのか


少年が状況を把握していくように
情報量が増えていき描写も細かくなる

僕は一番大切なものを持って逃げようと


タンバリンとカスタネットの軽やかなリズム
争いの系譜を継いでいる

恐怖から命からがら逃げ出した少年たちの
石畳に躓き 慄きよろめく必死な足取りに
またもや
踊るようなコミカルなリズムを見出すRevo


首を刈るように
刃物が回転しながら飛んでくる

訳も分からず息を切らせて


張り詰めた金属弦を叩く硬質な音色
ダルシマーのような洋琴の細かい旋律は
壮大な空間を想像させる満点の星空ではなく
平面上に散らばる硝子がキラキラするような
屑の輝きを持っている
鋭く、痛々しい

嘶き、間奏


また、何かが切り捨てられる
逃げ惑う人々の悲鳴

ドドドドドドと振動するベースとドラムは
入り乱れる雑踏のようだ

3回ずつ踏まれるピアノの和音は
ベタっとした響きで泥に塗れている

3:17


バイオリンは短い旋律を
ドラムはドコドコ ドコドコデン... を繰り返す
この緩急が追い回しているようでもあり
風車が回転しているようでもある

そして徐々に追い詰められていく!!、

高い一声

再び少年たちの生死が女神の天秤にかけられる


迫る

星屑を辿るように森へ至る


眩い!
あまりにもキラキラキラキラしている

ドラムもベースも
全ての音が小刻みで
キャリキャリ、ギラギラしている
特にドラムのシンバルや洋琴の硬質な音色は、
ガラス片や金属片の反射光のように
冷たく硬質で鋭い
少し痛いくらいの光を思わせる

星屑の音色だ
(星の綺麗な夜 の酒浸りになった直後の
割れた酒瓶の輝き間奏7:40〜や
背後から溢れていく生命の輝き8:40〜も
志田的に星屑の音色をしているので
聴いてみてくれよな⭐︎)

瀬戸際にこそ、生命は輝きを放つのか

志田のこれまでのRevo音楽経験値を駆使して
過剰に歌詞を深読みしてみると

星屑は星明かりであるし
生命が溢れたものでもあるならば
森は木がいっぱいある森であるし
モリであるので

星屑の光のように小さな希望に縋って
二人は森へ逃げ込んだが
奴らも血痕を辿って森へ追ってくる
二人と奴が森で出会ってしまったことが
大きな風車を廻して、やがて死を招くのでしょう



廻る廻る緋色の風車

この反復が風車の回転を
運命や生命の連続性に
そのリズムが燃える緋色の炎を
生命の焔に昇華してくれる

クライマックスへ向けて音楽も盛り上がり
視界いっぱいにうるさいくらいの星空を描く

《緋色の風車》

ムーランルーーーーーー・・・AhAhAh〜
                                          ↑置き換わるココ好き
風車は止められなーー・・・というのも風車の回転に吸い込まれて切られる

おわりに

まさか同じとは

同じと言えど
このマキシとRomanとで
flavor↔︎saveurの違いがある

なぜここだけ味が違うのでしょうか
他にも違う部分があるのでしょうか

初聴きから数年たち
何度も何度も聴いていた曲でも
改めて集中して、じっくり耳を寄せてみると
新たな発見や好きなところが見つかり
広がる幻想は色褪せない

Revo音楽と出会ったその日の夜
初聴きを振り返ってみる

画像
羞恥に身の毛も弥立つ、若かりし志田の感想

要約しても
①Jimangさんのお声が詐欺師っぽい
②どうせまた人が死ぬじゃん
③馬馬馬
④タオルをぶん回して私も風車になりたい

曲中で何が起こっているのか
本当に何も理解できなかったので
これしか言及していなかった

特にJimangさんのお声を
胡散臭いでもなく詐欺師っぽいと
評しているところが極めて失礼である

彼の声は"格好いい"が
行き過ぎてしまっただけで
彼のオーバーランは決して事故ではない

ウマい話がウマくなりすぎる

確かに、「投資しないかね」は怪しいが
「出資してあげよう」はなんだか信頼できるだろう

彼が持ちかける投資信託は詐欺だが
融資は全信頼を置ける
なんなら、大金を貸付してくれる
彼はそんな声なのだ

稟議は不要
彼は当行に必要な人材でした
申し訳ございませんでした
お詫びに、壺を自費で購入させていただきます

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です