運命の双子

イントロ

and then....
そ↑し↑て↑と上がっていく
接続詞のようなハープ

ストリングスの低音はゆったりと流れて
気泡が上っていくようなハープのアルペジオ

すごい、神話から引き続き夜だ

夜というか、水というか
月の光というか、、、、、、、、、、
何とも言えないが
澄んでいて 少し冷たくて 寂しい
そんなさよならの旋律がしている

神話と違い夜明けの気配を感じない夜だ

でも、水辺で子ども達が戯れている、、、
美しきアルカディア、、、

夜間に?、、、パシャパシャするか?

旋律は夜、回想は昼間、、、、?
誰かが「美しき故郷の光の下で遊ぶ幼き記憶」の夢を見ているのか

滴り落ちる一滴のSE
キーンと光る小さな光を追って
幻想の雲をかき分けるようなストリングス
そして水面が揺れるハープのグリッサンド!!!!!

冥王様の御池のように
滴が落ちて、記憶の水面が揺れる
そこに映るのは夢見ているだれかの夜 ではなく、
過ぎ去りし日々、水底に回想の時代


雲を抜けるとコーラス!

言葉は異国の響きの中に
美しい踊りを神に捧げる儀式的な雰囲気がある

六柱の声に、風が吹く笛の三拍子
高いところから落とした紙のように

叙情詩の一頁が
流されて振り回され、転調していく和音

二度とか還らざる 淡き少年の日々

やがて振り返る 淡き少女の日々

少年と少女の対比が余りにも良い

内向的で繊細な寂しさのあるお声⇔甘いも苦いもまろやかに包み込むカフェオレのお声

まずは六柱のお声の違いが良い
少年の「二度と還らない信じていたこと」は後悔に聞こえるけれど
少女の「やがて振り返る信じていたこと」は懐かしさに聞こえる

鳥⇔月
現実的に手に入る⇔手に入らない
誰のものにもならずにどこまでも遠くへ行ってほしい⇔自分の手の中に収めたい

少年の運命への反抗と、その喪失を
少女の運命の受容と、その達成を
余りにも美しい詩と旋律と音とで
描き分けられている、、、、

あの人は一体
何を呑んだらこれが思いつくというのか
エタノールか

正気じゃあない

生まれたときから双りはいつも


「続いていくと信じていたッ↑」と天に投げて
一瞬、六柱が沈黙し
「↓運命にあらがう者と~」で地上に戻ってくる

ここ好きだな

「信じてた」には(が、そうではなかった)が
反語のお決まりのように察されてしまうところを
それだけではなくて(が、運命はそうではなかった)という
印象が残るのが大変良い

「この子達は信じていますが、貴柱はどうお考えですか」という
六柱達の上申に 運命が一切の音も言葉も発さない
起こった事実こそが運命の回答であるから、、、、、という


言葉にはならないが
このあたりのメロディーが美しすぎる
二つのテーマの旋律が上糸と下糸のように
浮いたり沈んだりを繰り返して
女神達が歌声で織り上げた錦のよう

そしてーまたハープが繋がり
フルートの風が吹く

狡猾な蠍の影...


うわ、、、、、
「ah↷」と落ちるため息にも似た女神達の声が
双子の行く末を知っている嘆き方をしている

スコルピオスとお父様が睨み合っている間は
「生き残るのはどちらか」左右を問うような旋律で
斬り合いが始まるまでのカウントダウンをしている

捕らえろ

捕らえるな



そこへ子ども達が鉢合わせると
訳も分からず駆け出す背中に
エンドロールのテーマが流れて
お父様の再就職先が決定してしまうではないか

嫌な人事、、、、、


スコルピオス、、、お前、、、、
なんてことを、、、許さん

私が神だったら
踏み潰さずそのままからっと揚げて
素揚げ座にしてる


そうしてまた
ハープの音色が時を流して、、、、




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